マジェスティSはヤマハの155ccスクーターです。先日、エンジンの赤ランプがつきました。冷却水の温度が110℃以上になったという警告です。なお、マジェスティSはすでに廃番になっています。私が乗っているのは初期型のマジェスティSで、走行距離は9万キロぐらいです。冷却水の警告灯の点灯は初めてです。
マジェスティSには水温計がありません。安心のため、私はKOSOの水温計をつけています。エンジンの温度は85℃ぐらいで動くように作られているらしく、95℃ぐらいで冷却水が流れて75℃ぐらいまで冷やすというふうに水温制御されています。これを実現しているのがサーモスタットで、中に水温によって伸び縮みするバネが入っており、このバネが冷却水のバルブを開閉しています。なお、冷却水(クーラント)は自動車と同じで、エチレングリコール添加の不凍液です。マジェスティSのものは緑色に着色されたものが入っています。
さて、冷却水系が温度上昇する可能性として考えられるのは、
- エンジンのガスケットから冷却水が燃焼系に漏れた(昔、この理由でリコールがありました)
- ウォーターポンプが壊れた
- サーモスタットが不調か壊れた
- 冷却水のチューブが破れたとか
というものです。冷却水は減っていませんから、1, 4は排除されます。カラカラ言っているとかないので、2は排除されるかなということで、まあ3でしょ、と目星をつけてサーモスタットを注文して交換しました。結論から言うと、これで不調は解除されました。
さて、作業を紹介していきましょう。
作業は以上です。有名バイクショップのホームページ掲載の作業工賃表を見ると、クーラント交換で2時間(なんでやねん)かかり、作業工賃は13,000円以上です。こんな金は払えないので、DIYはケチだからやっています。その他のパーソナルな理由もあります。
- 歩いて行けるバイク店がヤマハのバイクを扱っていない。
- ヤマハのバイクを取り扱っている店に持っていくと、暇なときにしか作業してもらえないので3-4日はかかる。
- 作業時間は2時間+クーラント購入と昼食で1時間ぐらいという作業時間なので、もうやってしまおうという気持ちになる。
でもまあ、それなりに疲れますね。以上!!